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超強力な磁力を浴び続けたら人間の体はおかしくなりますか。

気になっていて良さそうなページが見つかったので提示。大学の講義を担当されている(らしい)方のページ。質問集の一角にありました。(http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/qa_a22.htm)

磁界が人体に影響を与えることは20世紀前半から指摘されており、強力な磁界の中にいると、体内に生じる微弱電流が感覚器を刺激して知覚異常が生じることが報告されています。このため、国際的には、異常が自覚される値の半分程度の1000mG(以下、磁界の単位はミリガウスで表します)という値が、磁界による障害防止の指針となっています。しかし、われわれが実生活で浴びるような微弱な磁界の影響に関しては、現在なお定説がありません。
直流〜100Hz帯域の微弱な電磁波(特に磁界)が健康に悪影響を及ぼすのではないかという懸念は、1979年にコロラド大学の社会病理学者ウェルトハイマーが「送電線近くに住む子供に小児白血病が多い」という疫学調査の結果を発表してから、欧米を中心に急速に高まりました。ウェルトハイマーの論文では、高磁界(2〜10mG)の住居に居住している14歳以下の子供が白血病になる確率は10万年に16〜22件で、平均磁界(0.5mG)での発病率(10-4)の2倍程度になるとされています。この報告を受けて、多くの研究者が追試を行っていますが、電磁波と健康被害の因果関係に否定的な結果が多いようです。
(中略:学会発表された論文の提示)
微弱な(<数百mG)磁界が健康に悪影響を与えるという確固たる証拠はありません。しかし、現代人は磁界を発生する多くの機器に囲まれて生活しているため、長期的には何らかの影響を受けるかもしれません。科学的な根拠がないといっても、磁界を日常的に浴びるような生活習慣は避けるようにした方が気が楽ではないでしょうか。
参考までに、いくつかの電気機器が発生する磁界を列挙しておきます。磁界が強くても、使用時間が短ければ影響が小さいことを考慮してください。また、距離が2倍になれば、磁界は1/4に弱まります。
(後略:日常生活で使用されている電気製品をその磁界強度)

詳しい話は上記提示したサイトに飛んでください。電磁波と磁力は関連しないとの主張ですが、それは大きな間違いで、その根拠に電磁力という言葉を上げときます。電気が通る時は必ず磁場が発生しています*1。磁場が発生している=磁力が発生しているわけです。ちなみに電磁力は『宇宙を構成している4つの力』のうちの一つらしい。
単純に人体における磁力の影響について考えてみる。そもそも赤血球の内部にあるヘモグロビンは酸化鉄を含んでおり、そのお陰で人間の血は赤いわけである。その流れでこんなページ*2が見つかった。磁力で『血行促進』させているわけではなくて、磁力が多く当っている所では赤血球は取り込んでいた酸素を多く放出しているからその部分では『血行促進』に繋がっている、のだそうだ。これはこれで目からウロコだった。ほんと調べてみてよかった♪
閑話休題。今までの磁界を変化させるわけだからその他の部分で影響が無いとは言い難い。それも循環している血液中の酸素が下手すれば行き渡らない箇所も出てきかねないわけだ。そうなると行き渡らない部分の細胞は死滅・変容していき、それがガンに繋がる可能性もあるわけで。
ここまで書いてみたけど、この説は私が勝手に唱えているだけで、信じるか信じないかは貴方次第。



実はこの回答、質問が終るまで待っていました*3。というか、id:JunKさんのまとめが素晴らしいですね。脱帽です。

*1:レミングの左手の法則だったかな?

*2:http://www.26magnet.co.jp/m_magazine/tayori.php?NO=28

*3:12/11の時点で書き上げたもの