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藤の花

いてもたてられなくなってコンビニまでつまめる物を買いに行った。
これが痩せない原因であると思うが、こんな天気がいいのに
外に出ないのはおてんとさんに申し訳が立たないってもんだ。


その道中でこの数日の陽気によるものなのか、藤の花が満開になっている鉢を見た。
初夏を彩る紫の花。束になっているその姿はなにかそそる物がある。


種類にもよると思うが、藤の花が咲く前って蕾がまるで筆を水に濡らしたような形を
形成しているのよね。そこから徐々に蕾の根元が開いて一つ一つに独立していって
青紫の花をそれぞれで開かせる。まるで子供が描く「雨の絵」のように。


花札で「雨」と言えば11月を表す「柳」の札になる。
柳の葉がさらさらと流れる様子が雨に見立てられたからじゃないかな?と思ったりするのであるが、花札で唯一描かれている人物、「小野道風」が雨に絡んでいるからかな?どっちなんだろ^^;


閑話休題。そう言えば初夏で雨というと「五月雨」という言葉もある。
この言葉の語源が「藤の花が散ってまるで雨のようだから」な〜〜んて感じだったら
どんなに風流な事だろうか?*1


一人、当たり目を食いつつ、お茶を飲みつつそんな事を思う昼下がりであった(笑)

*1:本当は五月雨は梅雨の事。旧暦五月が今の六月にあたり、五月の雨だかららしい。