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匿名回答導入案(草案:修正版その1)

"その1"といっているのは取り合えずという事で。id:yukattiさんのゲゼルシャフトゲマインシャフトの話に引用されたこの草案ですが、色々意見を頂いたんでそれを吟味しつつ、修正案をここに書いていく事にする。(匿名回答を受け付けないようにした方がいいという考えののろしが上がっていますが、これはこれである種の可能性として捉えて頂きたい。これ自体の導入は私自身でも"特に注意して導入すべき物"と考えており、現行のはてなでは多分導入される事は無いだろう、と踏んでいます。)
ちなみに前の草稿はid:crowdeer:20050309:hideになります。

導入すべきシステム

  1. 匿名回答を開く時には支払い最低ポイントの上積みは無し
  2. 匿名回答に対して配分されたポイントは全てはてなに行く
  3. 匿名回答を行った質問はmyはてなから質問一覧を見た時にだけ表示される(どの質問に対して匿名回答を行ったか、わかるのはそのidの持ち主とはてな側のみ)
  4. 匿名回答者用の回答拒否リストの導入
  5. 質問者による匿名回答受付の可否選択(本修正での追加項目)
  6. 匿名回答の回数制限(本修正での追加項目)

各システムの詳細

1.匿名回答をしたいという人は次の理由が考えられます。

  • 正しい答えを知っている。間違った知識を広めたくないから回答したい。だけど回答する事によって身元がばれてしまうのでidありの回答できない。だから匿名回答を選ぶ。
  • 他の回答者の回答が明らかに違う。それを質問者に指摘したいけど、idを明かして指摘するのは憚れる。だから匿名回答を選ぶ。
  • ただidを明らかにさせたくない。けど回答してみたい。(試めしに回答してみたい)

つまり「人に教える、何か伝えたいという事で知的好奇心/知的欲求を満たしたい」人が選ぶと考えられます。なので別に最低支払いポイントを高くする必要も無いでしょう。はてなの利用料として20ポイントは定額で取っているわけですし。あと、匿名によるふざけた回答によって質問者の所持ポイントを搾取する事はしない方がいいという考えもあります。

2.匿名回答を行った時点でその回答におけるプラスの権利*1を失っているわけですから、ポイントを貰う権利も失っている事が前提となります。なのでこの回答に対するポイントは全てはてな側に行く必要が出てきます。(親の総取り)

3.次に匿名回答を行った事がわかればいいのは回答者本人とその行為を認めたはてな側にあると思うのでidごとに内容が違うであろうmyはてな(http://www.hatena.ne.jp/my)からだけしか閲覧出来ないという事なら他のユーザにばれる事も無いでしょう。または、回答そのものに対するプラスの権利は失っていると考えれば、myはてなであっても表示する必要は無いとみなす事も出来るわけで。但し、回答者本人が「〜という質問で匿名回答を行った」とか自分で自分の首を絞めた場合の対処はそれこそ自業自得でしょう。

4.匿名回答者用回答拒否リストですが、"匿名回答が出来る"事で用意に考えられるのは悪戯です。匿名回答機能を使用して回答を装って特定のユーザを罵るなんて容易に想像つきます。そういう考えからこういう事に至ったわけですが、このリストを現在の回答拒否リストと一緒にすると折角の匿名性が台無しになる(前のエントリ参照)ので別にする必要が出てくるわけです。
で、この匿名回答者用のリストの追加は自分が行った質問以外でも発揮する必要があると考えています。それは端から見ても罵りしか見えない回答を自分の質問内で匿名で回答されたくないから。匿名という事は質問者にも誰からの発言なのかわからないわけですから。一時期匿名者ののっかりはてなにコメントを付記する事が出来ました。現在それが無くなった理由として「匿名で文句やら謗りを受けた」事があったそうで。同じ匿名でもこちらは公開されるわけですから、受け取りたくなければ未然にその回答者(匿名回答者)をリストに入れる事が出来るようにすればいい筈です。ただ、登録する前に一回問い質す窓が開くとか必要でしょうね。
追加方法は現在拒否ボタンが各回答についている*2ように表示してくれればいいかと。先にも述べた通り、自分が行った質問に対するものではなくて
このリストからの削除はというと中身誰が入っているかわからないわけですからリセットボタンでもつけて一括処理にすれば匿名性は守られると思われます。
この機能自体が私の考える匿名回答機能の肝と思っています。IPで回答拒否を実装するよりIDで実装する方が回りへの迷惑*3も減るはず。
いくら回答に対しての権利が無い、とは言っても回答に対しての責任だけはその匿名回答を行った本人に持たせるべきであって、その考えに基づいてこの機能が必要であると踏んでいます。

5.本修正によって追加した項目。前草稿時にコメント頂いた中から。
質問者は自分の行う質問を「匿名回答受付OK」にするか「匿名回答を受け付けない」にするか、質問登録時に選択出来るようにする。そしてどっちの選択をされた質問であるのか、質問回答ページに表示される。先に匿名可能・不可能がわかった時点で回答投稿フォームにおける"匿名回答チェックボタン"も選択できなくすればもっといいでしょうね。というか、今まで"匿名回答チェックボタン"について書いて無いですね...回答投稿時にチェックしてあると匿名回答として処理出来るようにするシステムを、と考えています。これは必需の事項ですね。

6.匿名回答数の回数制限ですが、これはsasadaさんの所にあった提案です。
最初はあくまでも回答なんだから一つの質問に対して2回限定であればいいかな〜、変な回答する輩がいたら本要件4で抑えられるかな〜と考えていたのですが、こういう隠し玉的機能は数を限定した方がいいですね。さすがに無制限になると明らかに貶める為の投稿を各質問で行う輩がうようよ出てくる事は予想できるので。なので、色々と考えてみました。

  • 月○回
  • 日○回
  • 初期設定回数&匿名回答によって配分されたポイントによって回数を追加(半年or3ヶ月に一回回数のリセット(初期設定回数以下の物を初期設定値に戻す))

とかとか。月○回、日○回のシステムもいいとは思いますが、最後の「初期設定回数〜」のシステムを推してみようと思います。*4まず1ID:○回(規定値)とします。その○回の間で質問者から配分されたポイント(値)を元に匿名回答出来る数を追加出来るようにするとか。○回の間に有効な回答をすれば質問者がポイントを配分してくれる、と踏んで考えてみましたけどどうでしょうね、このシステムは(笑)
あと、上記とは別に、匿名回答出来るのはその質問に対して"1回目"、もしくは"1回目が匿名回答だった時の2回目"に限らないと、1回目の非匿名回答に対して2回目匿名回答にて同意する投稿(つまり自画自賛する投稿)をして故意に1回目の非匿名回答に配分するポイントを多くさせようとする輩が出てきたりしそうだし。

ただ前提を書いておきますけど、あくまでも匿名"回答"ですので一つの質問に対して匿名、非匿名(id表示)して回答できる数は現行通りの2回に留めるべきだと考えています。(6の話はこれとはまた別になります。)

前回頂いた意見からの返事

  • はてなid所持者の匿名回答で無く、はてなid不所持者の回答を受け付けるような仕組みの方がいいのでは?

最初、jo_30さんのダイアリでコメントさせてもらった時には「はてなidを持っていれば何か問題あった時に対処しやすいでしょう」と述べさせていただきましたが、これは上記導入すべきシステムに入れた"匿名回答者用の回答拒否リスト"での対応を含めての内容でした。言葉足らずで申し訳ないです。各人がはてなidで管理できれば、(一応システム化されてスタッフの手作業から離れていると思われる)回答拒否リストにて今後そのidの人からの回答が受ける事無くする事が出来る筈です。
あと、はてなid不所持者による回答数を制限するにはいちいちIPから判断する事になりますが、例えばIPを動的に変えて繋いでいる人に対しては制限が効きませんよね。"そのIPドメイン全部を今後匿名回答として回答させない"なんて処理を施す事になるのであれば、とばっちりを食らう人が出て来ているのは某巨大掲示板を見ても明らかですし、匿名回答数の制限を行わなければそれこそ憂さ晴らしに匿名回答で他人を罵倒する人なんて出てきかねないわけですし。(とばっちりを受けた人が文句をぐだぐだ言っているのも見かけますが、あれはあれで醜いですよね。はてなに新たにそういう場を設ける必要があるかどうかは別として)
確かに、はてなidを所持しないまま人力検索サイトはてなに回答出来るという事は最初の取っ掛かりとしての"はてなユーザー登録"に対しての抵抗は薄いですね。その分集客力という意味からすれば期待できそうですが、はてな利用者としての"ユーザ数"に含まれないわけですから外部メディアに対してのアピール度はよくわからないものになるだけじゃないでしょうか。
(他の要件についてはエントリを変えて返事させて頂きます>jo_30さん)

*1:ポイントの取得、回答における著作権利等々。回答に対する責任以外

*2:自分の行った質問に対する回答では、各回答に拒否ボタンがついています

*3:ドメインで拒否をすると他の人が迷惑こうむる場合があるし、IPは固定であるとは言えない為

*4:と書いているけど、これから書く事はこれはこれでややこしいかな〜なんて気はしているけど