090730〜091231までに読んだ本
(これ実際書いてるのは年明けだったりするが)
今年を振り返ろう、という〆モノ一つ目。今まで同様に畳みます。計30冊。月平均6冊だからそんな多い方でも無いな。途中から感想書いてないけど、書こう書こうと思ってる間に次に手を出したので書く気が失せたとかなんとか。
借本だったのでその〆切に合わせて下巻ともども読んでしまおうとしたが上巻+下巻少しまでしか読めなかった。500ページを4日で読んだが、それでも途中わくわくして読めた。8月にノベルズ版が出るようなのでのこりはそちらで読むとしよう。
- 村山由佳「おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳」文庫版 *2
実質一日で読了。このシリーズはどうも苦笑いなくして読めなくなってきてるなぁとふと思う。
短編集。後書き読むにこれを読む前に「永遠の森 博物館惑星」を読んでいるとまた改めて楽しめるかも。/それは置いといて"寂しさ"が一貫して感じられたのは何故だろうか。
- 石田衣良「電子の星 池袋ウエストゲートパークIV」文庫版 *4
表題の「電子の星」は週刊少年マガジンに掲載された「池袋ウエストゲートパーク」の元の話の一つだなと気がついた。その漫画自体ちょっと前の事なので懐かしかった。
とりあえず書いてみました色が強い12冊連作のうちの1冊目。その分西尾維新色としては薄めで、さらっと読める。今後どう変わるのか変わらないのかそれが楽しみになって来た。
待ちに待った似鳥氏の文庫書きおろし。8月末にこの続きが出るとわかっていたので時期を合わせてみた。/短編4編、キャラの掛け合いも楽しめた。幕間がどう新学期に続くのか?卒業式を迎えた伊神さんの出番は?葉山君の女性関係は?とか期待しつつ新学期編を待つ事にする。
12ヶ月連続刊行されたものの2つ目。最初の白鷺の所で頭痛くなったのは内緒。早々に舞台から下りてくれて助かった。あの環境でどうやって生き延びてきたとか色々ツッコミ所はあるけどそれは目を瞑る。
短編集。ある二編を楽しむ為に今までのSN、V、G(文庫で出てる位)は先に読んでおくといいかも。/個人的には「ライ麦畑で増幅して」が良かった。これがこの短編集のラストにある事もより作品を際立たしているようにも感じた。
葉山君の春がそして過ぎ去ったかなーとか、柳瀬先輩の出番がちと少なかったなーとか、キャラそれぞれにいい味が出てきたなーとか。それよりも何よりもまず似鳥さんの後書き自体が楽しみ(「理由あって〜」の時にやられました)なので続々と作品を作って欲しい所存。次回作をお待ちしています!
12ヶ月連続刊行されたものの3つ目。刀1000本VS無刀。戦い方としてはありだが、(ちょいネタばれ)その状況作り出している間のその所有者に与えているもののエモノはどうしてたんだろ...ここは突っ込んじゃいけないか?
- 石田衣良「反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク V」文庫版 *11
色んな意味で安定してきたかなーという感が。最後この人が絡んでくるとか、そういうのが自ずと見えてくるというか。嫌いなタイプの文章じゃ無いのですらっと読めてしまうんだが。
12ヶ月連続刊行されたものの4つ目。壁に投げつけたくなったのは久しぶりだった。今後絡んでくるとはいえ、あれじゃ今まで引っ張ってきたキャラが可哀想だ。一言ぐらい会話出してくれてもいいのに。
主人公の死から始まり、それに至るまでの物語。と読み始めは思ったが、そこに至るまでの過程が当初思ってたよりも濃厚なSFで楽しめた。ただ、これでもかという程の説明に読んでて疲れる物も無かったわけじゃなかったかな。
12ヶ月連続刊行されたものの5つ目。前巻への鬱憤をちょっと解消出来た。このシリーズ通して読んできてやっと感じた事だが、かなり余韻が少ないような。かなり戦いの後があっさりしてる。し過ぎてる。
直木賞受賞作の「私とベッキーさん」シリーズとして前の作品に当たる物。短編集。英子の成長が著しくて物語にスピード感が増して、その分色んな事が濃く彩られた作品集だった。「鷺と雪」が楽しみ。
- 石田衣良「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI」文庫版 *16
タイトル買い。為にはなったが、あまり覚えてない。
- 石田衣良「ルージュ・ノワール 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝」文庫版 *22
サルがいつもより目立ってた長編。マコトは会話の中でしか出てこず、キングを出す為にあの人が出た感はあるがまぁそれでもいい。
目次と最初の章を読んで終わりが予測出来てしまった。それは残念だったが、一章一章で描かれている哲学的な部分に関しては唸る物があった。
- 石田衣良「Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII」文庫版 *25
文庫書下ろしである「神様のパズル」の続編。前作読めていなくてもそこそこ話がわかる作りになってることはわかった。/作者が意図していなくても沙羅華は十分萌えキャラだろう。/このコンビの次回作があるなら是非に読みたい。
視点が変わってるけど、徐々にその後の話が盛り込まれててそれはそれで引き込まれる。いやあまり引き込まれて魅入られる事があっちゃまずい物が作中に登場しますが。
刀語は半年で読み終えるつもりだったんだけど、連続して読むのはちと色んな意味できつかったので間に何か挟む形で読んでいた。まさかアニメ化されようとは。
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*2: おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫)
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*13: あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
*14: 刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ) (講談社BOX)
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*16: 灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉 (文春文庫)
*17: 刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)
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*19: 刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)
*20: 「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法
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*22: ルージュ・ノワール 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝 (徳間文庫)
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*25: Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)
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*29: εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)
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